奇飛の追憶の過去自部隊会話ログとか過去の話とかぼちぼちと。
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25期初期会話:(途中)
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聖国の一角。天幕の外に一人の女の姿がある。 |
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| そこに剣を携えた男がゆっくり現れると 女の前で歩みを止める。 |
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| 女は男に目線を向けると相手の顔を見て溜息をつく。 その様子だと今日も収穫は無かったのね。 |
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| ああ。時間が経ったから一度戻って来たんだが もう一度探してきた方がいいか。 落胆の色を見せる相手に悲しむ様子も無く、男は淡々とそう聞く。 |
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| いいわ。そろそろ限界よ。 明日此処を発つのだから、あなたも準備をして頂戴。 |
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| そうか。 | |
| そこへ別の男が慌てた様子でやってくると元居た男へ声を掛ける おい!手を貸せ! |
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| その発言に、ローブの女は顔をしかめる。 あなた、まさか……。 |
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| クラリエントが見つかった!早くしろ! | |
| ―――! | |
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一つの天幕の中に、複数の男女の姿がある。 |
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| そこへバンダナをつけた女が現れ静寂を打ち破る。 クラリエントさん見つかったんですか!? |
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| 放たれた大声にローブの女はゆっくり顔を向けると 怪訝な顔をする事も無く問いに答える。 そこの斜面に落ちてたそうよ。 死んではいないみたいだけれど。 |
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| そうですか……。 これでようやく皇国に行けそうですね。 |
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| 安堵する相手にローブの女は肯定も否定もせず、 神妙な顔で横たわる男へと視線を戻す。 |
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| このまま起きなかったらどうするんだ? 担いでいくのは無理があるだろう。 |
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| 投げかけられた問いに別の男が答える。 部隊の登録は3人だ。こいつがまともに動きそうに無い以上、 それ以外で決めて先に行けばいい。 |
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| リーダーはどうするんですか? ラック、腕はもう大丈夫なの? |
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| ああ。また切り落とさなければ大丈夫だ。 男は心配する相手に真顔でそう答える。 |
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| 全然笑えないわよ、それ。 ええと。それじゃあ4人の中から決めれば良いって事ですよね。 |
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| 進む話に水を差す様に、ローブの女が口を開く。 リーダーは私がやるわ。 |
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| 突然の発言にバンダナの女は目を見開くと、暫しの間を開けてから言葉を発した。 "やる" って。 シリールさん、魔力が……。 |
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| 戸惑う周囲の顔を見て視線を落としたローブの女は 苦い表情を浮かべながら言葉を返す。 戻ったの。昨日確認したわ。 理由は分からないけれど、戦線に立つなら今でしょう。 |
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| バンダナの女は説明する相手に尚も困惑の色を隠せず 女の顔を覗き込むようにしながら問いかける。 そ、そんな急に戻ったものを信じて良いんですか? そんなまた、いつ無くなるかもしれないものを……。 |
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| 信じられないのはラックの腕だって同じだ。 女がやりとりをする中、目つきの悪い男が吐き捨てる様にそう言う。 この世界にいる以上、訳の分からない事象に振り回されるのはもう避けようが無い。 俺やお前の腕だっていつ落ちるとも限らないこの状況で、 いちいち突っかかってたらキリがないだろう。 |
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