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奇飛の追憶の過去自部隊会話ログとか過去の話とかぼちぼちと。
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24期反映会話:一つの追憶
反映会話1:手土産/焼き鳥 ラック チシミア
天幕の中に1人の男の姿がある。
男は地に腰を下ろし、手に持った包みを真顔で眺めている。
そこへバンダナをつけた女が外からやってくると
中に居た男を見て動きを止めた。
……何やってるんですかまた。

声を掛けられゆっくりと顔だけ向けた男は真顔で口を開く。
焼き鳥が入っているらしい。

……ええと。開けて食べないんですか?
バンダナの女は困惑気味にそう聞きなおす。
そうか。お前も食うか。
え……。じゃ、じゃあ、食べます。
水でも注ぎますね。
ああ。悪いな。
相も変わらぬ真顔で淡々と詫びを入れると
ゆっくりと包みを開けて中の焼き鳥を眺めはじめる。
女はカップを手に取りながら男に話しかける。
腕の具合はどうなんですか?
ん。そうだな。
腕が鈍るのが心配なくらいで問題は無い。
じゃあ次の巡りでは戦場に出れるんですかね。
私たちが出るよりよっぽど良いし。
お前は戦闘は嫌いか。
突如出た質問に驚くように振り返った女は向き直り
水を注いだカップを持って男の隣に座る。
そりゃ平和が一番だとは思うけど。
どうしたんですか急に。
いや。お前は戦闘に秀でてる訳じゃ無いからな。
死に場所がここで良いのかと思っただけだ。
男はカップを一つ受け取り反対に焼き鳥の包みを相手に差し出す。
相手の言葉を聞いた女は目を細めながら差し出された焼き鳥を1つ手に取る。
それ、嫌味で言ってるなら凄く性格悪いわよ。
焼き鳥を一つ口に入れ
あっ。美味しいこれ。何処のやつですか?

男は指摘にも表情を変えず言葉を紡ぐ。
何処だったか。同じ国のやつとは聞いたが。

へえ、聖国なんですか!今度食べに行かなきゃ。
今食ってるだろう。
出来立ては味が違うのよ味が!
……これまんまと策にハメられてるわね。
そうか。
男はそう呟くと、ようやく焼き鳥を手に取り食べ始める。
暫しの沈黙の後、女が静かに口を開く。
好きとか嫌いとか、考える間もなく武器を握ったから。
今更そういう事言われても、正直分からないけど。
どの道、私の居場所はここにしか無いし。
そうか?お前なら何処でもやっていけそうだが。
焼き鳥を咀嚼しながらそう答える。
女はそっけない相手にむくれた顔を向ける。
そもそもさっきから何なのよ。
私を追い出したい訳?
いや。そんな事は無いが。
出会った時心底しんどそうだったからな。
その言葉を聞き女は呆れる様に溜息をつく。
そりゃ男に捨てられて武器を握る事になればしんどくもなるわよ。
仲間は全然出来ないし助っ人でも活躍出来ないし
踏んだり蹴ったりだったんだから。
そうか。それは悪かった。
そう言い、最後の一つを口に入れた。
……あの時、あなたが来なかったらあのままだったんですかね。
結局ツケ残ったままこっち飛んで来ちゃったけど。
どうだろうな。
どっちにしろ過去には戻れないだろう。
カップを空にした男は傍にあった剣を持ち立ち上がる。
女はその様子を見上げ瞬きをする。
え。どこか行くの?
外に行くだけだ。
素振りをしないと忘れそうだからな。
そう。無理したら駄目ですよ。
治った原因よく分かってないんですから。
分かった。
そう言い、男は外へ出て行った。
女はその背中を見届けるとふと気づいたように男が居た場所を見る。
ってあ!片づけしてないじゃない!
ちょっとラックーーー!?
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20期:反映・閉め会話 (一部準備中)
反映会話3:挨拶回り帰還 シリール ラック
宿の一室に本を読む女の姿がある。
同じ部屋の隅には寝ている少女の姿も見えるが、
特に気にする様子も無く読書に集中している様である。
そこへ一人の男がやってくると
何をするでもなく中央で立ち止まった。
元居た女は相手を一瞥すると本に視線を戻し口を開いた。
戻ったのね。何か問題でもあったのかしら。
疑問を投げかけてはいるものの、
とってつけたもので然程興味は無さそうである。
愛想をつけるにはどうしたらいいんだ。
男は声を掛けられ女に視線を向けると真顔でそう聞いた。
問いを疑問で返された女は目を見開き相手を見ると
短い間の後表情を戻し口を開いた。
それを本気で聞いているのだとしたら完全な人選ミスね。
私は愛想の「あ」の字も無い女よ。他を当たって頂戴。
そうか。悪かった。
にべもなく断られた男はそう返すも特に動く様子は無く
無言で静止をし始める。
そんな相手を見かねてか、はたまた目障りだったのか
女は再び声を掛ける。
行った先でどんな酷い事を言われたのか知らないけれど、
それだけ生きているのなら罵倒されるのは初めてじゃ無いでしょう。
今更一体何を気にしているの。
いや、罵倒という程でも無かったが。
身に付けた方がいいのかと思っただけだ。
……貴方にそんな陳腐なものは不要だわ。
それ以上の魅力があるのだから、堂々としていて頂戴。

尤も、身に付けようと思って会得できるとは到底思えないけれど。
そうか。そう言って貰えると助かる。
邪魔して悪かったな。
別に構わないけれど。
ささいな事で悩むのはやめることね。
そう言い、本へと視線を向けた。
会話を終えると男は暫し静止した後座り込み
各々自分の時間を過ごすのであった。


反映会話5:他部隊訪問/聖国(紅茶) クラリエント ?

反映会話6:他部隊訪問/連邦(奪った飲み物・水魔法) ラック ?

反映会話7:手土産/炭酸水 ラック ?

☆ギルド

反映会話8:他部隊訪問/連邦(ミルク*みぃ・剣の腕) ラック ?

反映会話9:他部隊訪問/番茶・ハッピーターン ラック ?

反映会話10:手土産/ピザ ラック ?

反映会話11:イベント参加/天体観測 チシミア ?


閉め会話1:宿内 白米/サソリの串揚げ
そうなのか。それは美味そうだな。
ああ、あんたも忙しいんだな。戦場でも宜しく頼む。
そう言い、去りゆく背中を見送った。
……白米とサソリの串揚げですか。
まだ戻られてない方も居ますが、先に食べ始めましょうかね。
特に用意しているものは無かったのか?
肉がどうとか聞いたが。
日持ちもしますし、何なら一緒に食べてしまっても問題ありませんので。
質素に過ごすつもりでしたが合間合間に差し入れがあって有難いですね。
そうか。それなら問題無いな。

反映会話12:手土産/動物の肉 ラック ?

☆中盤戦

反映会話13:イベント?参加/占い チシミア ?

☆英雄戦

反映会話14:他部隊訪問/帝国(紅茶もてなし) カパッサ

反映会話15:他部隊訪問/帝国(もてなし・土産大福どら焼き/重箱・ケーキクーラー) カパッサ
19期:切替・反映・閉め会話 (準備中)
comming soon

反映会話5:手土産/ミネストローネ クラリエント ?

反映会話7:挨拶回り帰還 カパッサ シリール

反映会話8:挨拶回り帰還/帝国 カパッサ ?

反映会話11:手土産/クッキー カパッサ クラリエント

反映会話12:手土産/お団子 カパッサ ?

反映会話13:手土産/ブラウニー カパッサ ?

反映会話14:イベント参加/雪合戦 チシミア ?

閉め会話1:宿内/置き土産 サマロ シリール
プレゼン、ト……?
少女は首を傾げた後出されたプティングに表情を明るくさせたが
おもむろにつけられた火に驚き硬直していると、いつの間にやら相手は去っていた。
え、火……食べ。火……。
食べ物に点火された事に衝撃を受けつつも水を持ってくる訳でもなく
ひたすら右往左往している。
そこへ来客が去ったのとは別の扉から一人の女が現れる。
何をオロオロしているの、サマロ。
あ、あの。火、火が。
少女はそう言いプティングに目をやったが、
既に蒸発したのか火は消えている。
あれ……。火……。
燃えていたの?フランベかしら。
まさか、幻覚を見ていたんじゃ無いでしょうね。
げん、かく……。そうなん、です、か。
私は知らないのだから、納得されても困るわ。
それは一体誰が置いていったの。
白い、もじゃもじゃの……。
赤い、服の。人、です
……。
知り合いじゃ無いのなら、カパッサにでも相談してから食べる事ね。
分かり、ました。そうし、ます。
少女はそう言いこくこくと頷くと、女が出てきた方の扉へ消えていった。
その後結局食べる事となったプティングからコインが出る事は無かったが、
少女は美味しそうに来客からの土産を平らげるのであった。
18期:反映会話(一部準備中)
反映会話1:手土産/カモミールティー チシミア シリール
とある寂れた宿の一室にローブの女の姿がある。
女は備え付けの簡素なベッドに座り分厚い本を読んでおり、
足元にも何冊かの本が積まれているのが見える。


ゆっくりと文章を追うその表情には真剣さこそ見えないが、
退屈そうにしていない辺り暇潰しという訳でも無さそうである。
そこにノックもせず扉から女が現れると
元いた女には見向きもせずに端にあった荷物を探り始めた。
本を読んでいた女はその様子を見て特に驚きもせず
表情を変えぬまま口を開いた。
誰か来てたみたいだけれど、どうかしたのかしら。
声をかけられた事が意外だったのか女は手を止め相手を見ると
少し間を置いて喋り始める。
カモミールティーをもらったので、何かつまみながら頂こうかと思って。
シリールさんも飲みますか?
またいつもの人が来たの?
ああいえ、今回は別の方からのです。
皇国の人みたいでしたけど。
みたいって、知りもしない上に他国の相手のものを
よく口に入れる気になれるわね。
一通り調べましたけど気になる点もありませんでしたし、
そもそも高い身分にもいない私達を狙う理由無くないですか?
狙う理由が無い以上、贈る理由も無いはずだわ。
リーダーになったのだから、軽率な判断で自滅しないで頂戴。
……まるでリーダーじゃなかったら
自滅しても良いって言ってるみたいですけど。

でもそうですね、
もう少し探ってからにしてみます。ありがとうございます。
そう。何も無いといいわね。
女はそう言い終わると、再び本へと視線を落とした。
バンダナの女はそう言われるとは思っていなかったのか
やや驚いた表情を見せたが、

口を閉ざした相手に何か言葉を投げる事もなく
ゆっくりとその場を後にしていった。
その後カモミールティーは無事彼女らの胃に収まることになったのだが、
それはまた、別の話である。

反映会話2:手土産/マシュマロチョコクランチ チシミア サマロ
テーブルと椅子が狭苦しく配置された宿のロビーに一人の女の姿がある。
女はしばらく扉を眺めていたが、
持っていた可愛らしい包みへと視線を移すと封を開け中を覗き込んだ。
そこへ橙色の髪をした少女が階段からゆっくりやってくると
女に対して声をかけた。
誰か……来てたんです、か。
包みを覗き込んでいた女は掛けられた声に特に驚く事もなく振り向くと
少女を見て柔らかな笑みを浮かべる。
ああ、すみません。何か用ですか?
えっと……。それは……?
あ、食べます?
マシュマロチョコクランチだそうですよ。
ましゅまろ、ちょこくらんち……。
少女は包みを見つめながら相手の言葉をゆっくりとオウム返しした。
あっ、いけない。こないだシリールさんに注意されたんでした。
でもこれ日持ちとかしませんし、食べないの勿体無いですよね……。
一人で食べるには多いような気もしますし。
食べるの。ダメ、ですか。
えーと。帝国の人が持ってきてくれて、多分手作りなんですね。
毒とか入ってないとは思うんですけど、気をつけろって言われてて。
毒……。
それでも食べてくれます?
……いや、良いと言ったからって
食べさせていいかは別なんですけど。
チシミア、さんは……食べるん、ですよね。
ええ、そうですね。勿体無いので。
じゃあ、一緒に食べ、ます。
大丈夫、です。
……わかりました。じゃあ一緒に食べましょう。
ああでも、カパッサに見つかったら怒られますかね。
あ、えっと。カパッサ、今。寝てるので。
大丈夫だと、思います。
ああ、寝てるんですか。また変な時間に寝るんですね。
じゃあ、食べるなら今のうちですね。
飲み物何か入れましょうか。
えっと。お願い、します。
二人で丁度良いくらいの量ですし、
誰にも見つからなかったらそのまま二人で全部食べちゃいましょう。
あ、念のため私が先に食べますからね!
はい、食べないです。
待って、ます。
その後飲み物を淹れ食べ始めた二人が誰かに見つかる事はなく、
美味しいお菓子を貰ったことは他のメンバーに秘密になるのであった。

反映会話4:挨拶回り帰還 チシミア カパッサ


反映会話7:挨拶回り帰還 サマロ カパッサ


反映会話8:挨拶回り帰還 サマロ クラリエント
 


反映会話10:イベント参加/らっこ探し ラック クラリエント


反映会話11:イベント参加/クイズ チシミア ?


反映会話12:手土産/のし餅 チシミア シリール


反映会話19:イベント参加/握手会 チシミア クラリエント
17期:反映・切替・閉め会話
反映会話1:手土産/パン サマロ チシミア
一つの天幕にやや小ぶりな紙袋を持って佇む少女の姿がある。
紙袋から放たれているのか周囲には香ばしい匂いが漂っており、
少女はその袋に描かれている店名と思わしきロゴをぼんやりと見つめている。
そこにバンダナをつけた女が現れると
少女と紙袋を見て口を開いた。
ああ、やっぱりそれ手土産だったんですか。
何が入ってるんです?
橙の髪をした少女は声の主にゆっくりと視線を向けると
相手の質問を聞いた後返答もせずにゆっくりと紙袋を開けた。
クロワッサン……。
中には複数の三日月型のパンが見える。
バンダナの女は横から中身を覗くと嬉しそうな顔をした。
へえ、いつもながら美味しそうですね。
今食べるなら紅茶淹れましょうか?
あ、えっと……。大丈夫、です。
提案を受け少女は暫しの間考え込むと、
緊張した面持ちでそう返答をした。
じゃあ、後でみなさんが帰ってきたら分けて食べましょうか。
あ。もしかして紅茶が無くても良いって意味でした?
あ、その。えっと……。
少女は視線を下にしながら言葉を詰まらせると
掌を握り締め、再び真剣な面持ちで相手と目を合わせた。
自分で、淹れ、ます。
その言葉を聞いた女は余程意外であったのか目を見開き固まったが
すぐに柔らかな笑みを浮べた。
分かりました。じゃあ、上手く淹れられるように教えますね。
私もあんまり上手な方では無いですけど。
お願い、します。
おずおずとそう返した少女の顔には既に不安の色は消えており
その声色からは少しの期待と相手に対する羨望が感じ取れる様であった。
そうしてレクチャーを受けながら少女は何とか紅茶を淹れると
冷めてしまったパンをバンダナの女と共に堪能したのであった。

******************************
周りに流されていたばかりだったサマロが自立していっている。

反映会話3:手土産/ワラスボ サマロ ラック
日は変わり、天幕の中に座り込む少女の姿がある。
傍らには長い魚が1匹調理もされずに乗せられた皿があり、
少女はただひたすらに動かぬその魚をじっと見つめている。
そこへ一人の茶髪の男が現れると少女に対して声をかけた。
ああ、サマロが居たのか。
あ……。
えっと。おかえり、なさい。ラック。
少女は名を呼ばれ顔を向けた後、
対面するように座り直し相手を出迎えた。
外に誰も居なかったが、見張っていた方がいいか?
男は出迎えに対しての返答はせずにそう聞いた。
淡々と発せられたそれは単なる確認の為であり
特に咎めるといった事では無いようである。
少女は男の言葉を聞き何かを思い出したのかおろおろし始めた。
あっ。えっと、その。
い、行き、ます。ごめん、なさい。
どうやら見張りは彼女の任であったらしい。
慌てる相手に対して男は特に顔色を変える事もなく口を開いた。
俺は別に構わないが。
その魚を見ていたのか?
あ、えっと……。
少女は立ち上がろうとしたが問いを受け魚に視線を向けた。
ギルドの、人から。もらいました。
その。揚げると、いい。らしいです。
そうなのか。
求めていた返答では無かったのか、元々さして興味が無かったのか
男は無表情でそう相槌をした。
そう、です。
少女は眉一つ動かさない男に特に反応もせず
頷きながらそう言葉を返した。
そのまま会話は終わるかに思えたが、
男は何かを思い出したように声を出した。
……ん?おまえ、前は死んだ魚を嫌がってなかったか?
そのままで見ても平気になったのか。
あ、えっと。もう。へいき、です。
つよく、なります。
少女は途切れ途切れではあるが落ち着いた様子ではっきりとそう告げた。
そうか。俺にはよく分からないが、
お前がそう言えるのなら良い事なんだろう。
はい。良かった、です。
頑張り、ます。
ああ、良かったな。
はい……。
少女は男の言葉に呆けている様にも見える表情でこくこくと頷くと
突如ハッとした顔に変わった。
えっと、見張り、してきます。
ん?ああ、分かった。
何かあったら呼んでくれ。
ありがとう、ございます。
少女は今度こそ立ち上がってそう言うと
男の横を通り抜けて天幕の外へ出て行った。
そうして残された男は去りゆく彼女を見届けると何をする訳でもなく、
皿に乗った魚をただ眺めるのであった。

******************************
前期ラストのクラリエントとのやりとりに少し関わる話。
死んだ生き物を直視できなかったサマロがそれを克服している。

切替1 サマロ
天幕の外で、一人の少女が佇んでいる。
何処か遠くを眺めるだけで特に何もせず、見張りをしている様である。

閉め会話1:天幕内/もてなし後 サマロ シリール
少女は手を振りかえすと相手の言葉に頷きで返答し
去っていく姿をゆっくりと眺めた。
そこに少ししてローブを着た女がゆっくりと顔を覗かせると
少女を見て口を開いた。

また中に居たのね。
少女は女の言葉にハッとすると自分の役目を思い出したのか
その場で目を泳がせた。

あっ。ご、ごめんな、さい。
別に良いけれど。誰か来ていたの?
えっと、はい。来て、ました。
……髪が乱れているわ。
誰だかは聞かないけれど、カパッサが来る前に整えておくのね。
ローブの女は少女を眺めて眉をしかめるとそのままの位置でそう告げ、
返事を聞くこともなく立ち去って行った。
あっ……。
少女は指摘にたじろぐと女を止める事もなく慌てて髪を直し、
他にも変な部分が無いかと全身を見回し始めた。
その後万全の準備を整えたものの
隠し事の出来ない彼女は来客の事を話す事になったのだが
それはまた、別の話である。

******************************
こちらに来てから単独で言葉を交わす知り合いも増えてきた。
カパッサに対しての隠し事も、増えてゆく。

切替2 クラリエント
日は変わって、天幕の外には椅子に腰掛け本を読む男が一人いた。
夜が明けたばかりで辺りはやや薄暗く静まり返っており、
本を読む男の表情も真剣さは無いものの落ち着いている様である。
16期:切替・反映・閉め会話
切替 無
これより先に紡がれるのは、今現在の彼らと
まだ見ぬ訪問者との終わりの無い物語である。
 日は変わり、天幕の外には誰の姿も見えない。
 別段何かをしていた様子というものも無く、
 小さな木の椅子が端に寂しく置かれているのみである。

反映会話1:手土産/パン シリール クラリエント
一人の男が箸の天幕から出てくると、
別の天幕に対して呼びかけをした。
シリールさん、パンを貰ったのですがいかがですか。
そう言う男の手には紙袋が携えられていた。
恐らくパンが入っているのであろう。
少ししてローブを着た女が天幕から顔を出すと
さして興味も無さそうに口を開いた。
また貰ったの?
戦時中に食べものをやり取りするなんて随分と呑気なものね。
それには同意致しますが。この世界では良くある事の様ですし、
貰える物は毒でも貰っておかねば損ですからね。

以前購入してきたお店の方からの差し入れですので、いかがです?
あなたも気に入っていた様に見受けましたが。
女は男の発言を聞くと表情を険しくした。
あなた、あれ以外にも通い詰めていたの?
いえ、私が行ったのはあの一度きりですよ。
好意と取り有り難く食べるか毒害を気にしてやめるかはあなたの自由ですが。
時間が経たない内に食した方が美味しいですからね。どうなさいます?
……あなたが食べるのなら、貰うわ。
向こうで食べろというならお断りするけれど。
ええ、もちろんここでお渡ししますよ。

ああ。例の方からまた茶葉をいただきましたので
そちらもあとで淹れてお持ち致します。
そう。今度は違うものかしら。
期待して待っているわ。
ええ、ええ。
いつもより丁寧に淹れさせていただきますよ。
男と女は会話を終えるとそれぞれ元居た天幕にもどり
また外は無人になるのであった。

反映会話2:手土産/酒瓶(ウイスキー) クラリエント チシミア
日は変わって、一つの天幕の隅に男が居た。
椅子の無い簡素な机の上に小さめの器を置き、
手に持ったボトルから独特の匂いのする液体を注いでいる。
そこにバンダナをした女が現れると
男をギョッとした目で見て固まった。
男は女に気づき手を止めると
尚も驚きの表情を見せる相手に対して平然と話しかけた。
おや、チシミアさんでは無いですか。
どうしたのです?そんな顔をして。
あなた、お酒は飲まないんじゃ無かったんですか?
女は驚きながらも辛うじてそう言葉を発した。
どうやら辺りに漂う匂いからそれだと気づいた様だ。
ええ、飲みませんよ?以前も言いましたが、
それで悲惨な目に合う人を間近で見ておりましたからね。

太っ腹な方から一本頂いたものですから、香りを楽しもうかと思いまして。
うちの部隊に酒呑みが居れば良かったのですが。
男はそう言いながらボトルの蓋を閉めた。
容器の3分の1程入れられたそれは尚も独特の香りを放っている。
……それ、ここに置くんですか?
女は眉を顰めそう聞いた。
どうにもこの香りが好きでは無いようだ。
おや、お嫌いですか。では自室の方に致しましょうかね。

そこまで好き嫌いが別れるものでは無いと思っていましたが
あなたにその様な反応をされるなら、
他の二人が嫌でないかも聞かねばなりませんね。
そんなチマチマ使うんだったら
誰かにあげた方が早くないですか?
匂いに慣れたのか、女はいつもの調子を戻しそう言った。


いただきものを人に渡すというのは失礼ですからね。
振舞うにも私が飲まないのであれば話にもなりませんし。

ブランデーやウォッカの方が良いのですが、手を加えて化粧水や香水にする事もできますよ。後は塗り薬でも作りますかねえ。

とりあえず日持ちはしますから心配する程でも無いと思いますよ。
本格的に料理ができる人が居ればもう少し減りそうではありますけれどね。
そういう所は無駄に気遣いますよねアナタ。
商人なんですし素知らぬ顔して売っても大丈夫なんじゃないですか?
いつ何処で誰が見ているやも分かりませんからね。
売った事で買い手に不幸があるのも御免ですし、
こちらで消費するのが一番ですよ。

では、私は自室の方に戻りますので。
男はそう言い返事も聞かずに天幕から出て行った。
……。
女は去る男を沈黙して見届けると
自分の用事を思い出し行動し始めるのであった。

切替1 カパッサ
日は変わり、目つきの鋭い男が天幕の前で不機嫌そうに佇んでいる。
傍らには弓を携えており、どうやら見張りをしている様である。

閉め会話1:天幕前 カパッサ クラリエント
……クラリエントの事か?
男は帰り行く来客を目で追う事もそこそこに
顔を顰めながらそう独りごちた。
程なくして天幕から出てきた男が辺りを見回すと
やや落胆した様子で元居た男に話しかけた。
ああ、遅かったですか。
すみません。手が離せなかったもので。
誰だか知らないが、名前も言わずに帰ったぞ。
男は相変わらず鋭い目つきで金髪の男を見ると
悪びれも無さそうに淡々とそう告げた。
荒げられた声が聞こえたので何となく想像は付きますが。
あなた、ろくな会話をしなかったのでは無いですか?
声が聞こえたんならお前も声を出せば良かったんじゃないのか。
文句があるなら俺を見張りから外せばいいだろう。
……成る程、敵襲と来客とどちらを危惧するかという事ですか。
そうですね。この様な事が繰り返されてもいけませんし、検討致しましょう。
長時間ご苦労様です。どうぞ中へ。
ああ。そうさせてもらう。
弓を携えた男はそう言うと
相手の目も見ずに一つの天幕へと入って行った。
残された方の男は一人溜息をつくと
天幕から顔を背け呆れる様にこう言うのであった。
あれでマシになった方だというのですから、末恐ろしいものです。
もう少し、考えねばなりませんか……。


切替2 チシミア
日は変わり、天幕の外にバンダナをつけた女が地面に座り込んでいる。
レイピアの手入れをしている様だが既に十分済んでおり、
傍から見ても明らかに退屈そうである。

反映会話7:イベント参加/採集 シリール チシミア
日は変わり、一つの天幕の中に本を読む女の姿がある。
側には白いカップが一つあり、もう少しで底が見えそうになっている。
そこへバンダナをつけた女がやってくると
元いた女を見て意外そうに声をかけた。
珍しいですね。こっちに居るなんて。
声をかけられた女は顔を上げ相手を確認するとすぐに視線を本へと戻し
表情を変えることもなく口を開いた。
見張りをしている内にテリトリーを奪われたわ。
まだ寝てるんじゃないかしら。
ああ。お疲れ様です。
説明を受け、女は納得したように声を上げると
取って付けたように労いの言葉をかけた。
かなり断片的な話であったが、事情は飲み込めたらしい。
そっちは何か収穫でもあったのかしら。
え?収穫、ですか?
久々に意気込んでいた様に見えたけれど、
気のせいだったかしら。
……私、そんなに意気込んでました?
ローブの女は問いを受けると再び顔を上げ相手を見た。
逆だわ。無自覚だったのね。
あなた、こっちに来てから随分としぼんでいたわよ。
私が言えた事では無いけれど。
そ、そう……ですか。
女は尚も驚いたままかろうじてそれだけ返した。
その対象がその事実に対してなのか
相手がそう言ったことに対してなのかは分からないが
よほど想定していなかった返答だった様である。
何かを見つけられたなら良かったわね。
視線を落としさして興味もなさげに女はそう言うと
どうやらそれ以上告げることは無いらしく、
本を読むことに集中をはじめた。
  バンダナの女は相手を眺めながらその場で呆けていたが、
しばらくすると何事も無かった様に自分の行動をしはじめるのであった。
15期:切替・閉め会話
切替 シリール
……。

天幕の外でローブを着た女が椅子に座り本を読んでいる。
分厚い本を読むその様子はどこか気だるげである。



閉め会話1:天幕内/もてなし後 チシミア クラリエント
残された二人が去るのを見届けると、
女の方がいぶかしげに口を開いた。

あの差し入れ、まさか毒見で私に最初に食べさせたんですか?
おやおや、人聞きが悪いですね。
確かに先日いの一番にあなたに薦めはしましたが、それは善意からくるものですよ。
お疲れでしょうからどうぞ と言ったでしょう?仲間の言葉が信じられませんか?
あなたの言葉だから信じられないんです。
一時でもあなたに感謝の気持ちを持った私が間違いでした。
今度からはあなたが 先に食べてくださいね。
女は語気を強め嫌みたらしくそう言うと、
冷える屋外へと足早に消えていった。
……さて、いつまで覚えていることやら。見物ですね。

男は左程興味も無さそうに独りごちると
消え行く焚き火の傍で片付けを始めるのであった。
日は変わり、天幕の外には誰の姿も見えない。
別段何かをしていた様子というものも無く、
小さな木の椅子が端に寂しく置かれているのみである。
14期:切替・反映会話
切替 シリール
これより先に紡がれるのは、今現在の彼らと
まだ見ぬ訪問者との終りの無い物語である。
……。

ローブを着た女が本を読んでいる。
その表情は心なしか硬くもあったが、いつしかの一心不乱さは伺えない。


反映会話1:他部隊交流/訪問 シリール クラリエント ラック
男が部隊のメンバーを引き連れやって来た。

戻りましたよ。留守番ありがとうございます。
いつもの事よ。こっちは何も無かったわ。
サマロ、何処にいたの?
聞かれた問いに、別の男が答える。

獣人と一緒に居た。害は無さそうだったが。
……とりあえず、一旦中に戻るぞ。
呑気にミルクをご馳走になっていたみたいですよ。あちこち探し回って疲れました。
少し中に居ますので悪いですがもうしばらく外をお願いできますか。シリール。
ええ、構わないわ。
メンバー達はそれぞれ天幕へと戻っていった。
途中オレンジ色の髪をした少女がローブの女に侘びを入れるも居座る事は無く、
また外で一人となった女は本の続きをめくり始めるのであった。


切替2 ラック
日は変わり、天幕の外にローブの女の姿は見えない。
代わりに剣を携えた男が一人何をするでも無く佇んでいるのみである。

反映会話2:手土産/茶葉・菓子 ラック クラリエント
一つの天幕から赤い髪をした女が去っていくと、
程なくして同じ天幕から金髪の男が出てきた。

ラック、茶葉をいただいたのでお茶にしませんか。
丁度少し前にお菓子もいただきましたので、それも一緒に。

男は可愛らしいラッピングの包みを見せてそう言った。
食うのは構わないが、
皆が揃ってからの方が良いんじゃないのか。
全員で一度に食したのでは何かあった場合に困りますからね。
見た所お菓子の方は手作りのようですし、早めに食べてしまうのが得策かと。

男はそう言うものの特に怪しんでいる様子も無く、
純粋に食したいだけの様に見えた。
そうか。
俺は外に居たほうがいいんだな?
ええ。
準備ができたらこちらに呼びますよ。

そう言い、男は再び天幕の中へ戻っていった。
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