奇飛の追憶の過去自部隊会話ログとか過去の話とかぼちぼちと。
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16期:切替・反映・閉め会話
切替 無
反映会話1:手土産/パン シリール クラリエント
反映会話2:手土産/酒瓶(ウイスキー) クラリエント チシミア
切替1 カパッサ
閉め会話1:天幕前 カパッサ クラリエント
切替2 チシミア
反映会話7:イベント参加/採集 シリール チシミア
| これより先に紡がれるのは、今現在の彼らと まだ見ぬ訪問者との終わりの無い物語である。 |
|
| 日は変わり、天幕の外には誰の姿も見えない。 別段何かをしていた様子というものも無く、 小さな木の椅子が端に寂しく置かれているのみである。 |
反映会話1:手土産/パン シリール クラリエント
| 一人の男が箸の天幕から出てくると、 別の天幕に対して呼びかけをした。 シリールさん、パンを貰ったのですがいかがですか。 そう言う男の手には紙袋が携えられていた。 恐らくパンが入っているのであろう。 |
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| 少ししてローブを着た女が天幕から顔を出すと さして興味も無さそうに口を開いた。 また貰ったの? 戦時中に食べものをやり取りするなんて随分と呑気なものね。 |
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| それには同意致しますが。この世界では良くある事の様ですし、 貰える物は毒でも貰っておかねば損ですからね。 以前購入してきたお店の方からの差し入れですので、いかがです? あなたも気に入っていた様に見受けましたが。 |
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| 女は男の発言を聞くと表情を険しくした。 あなた、あれ以外にも通い詰めていたの? |
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| いえ、私が行ったのはあの一度きりですよ。 好意と取り有り難く食べるか毒害を気にしてやめるかはあなたの自由ですが。 時間が経たない内に食した方が美味しいですからね。どうなさいます? |
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| ……あなたが食べるのなら、貰うわ。 向こうで食べろというならお断りするけれど。 |
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| ええ、もちろんここでお渡ししますよ。 ああ。例の方からまた茶葉をいただきましたので そちらもあとで淹れてお持ち致します。 |
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| そう。今度は違うものかしら。 期待して待っているわ。 |
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| ええ、ええ。 いつもより丁寧に淹れさせていただきますよ。 |
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| 男と女は会話を終えるとそれぞれ元居た天幕にもどり また外は無人になるのであった。 |
反映会話2:手土産/酒瓶(ウイスキー) クラリエント チシミア
| 日は変わって、一つの天幕の隅に男が居た。 椅子の無い簡素な机の上に小さめの器を置き、 手に持ったボトルから独特の匂いのする液体を注いでいる。 |
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| そこにバンダナをした女が現れると 男をギョッとした目で見て固まった。 |
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| 男は女に気づき手を止めると 尚も驚きの表情を見せる相手に対して平然と話しかけた。 おや、チシミアさんでは無いですか。 どうしたのです?そんな顔をして。 |
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| あなた、お酒は飲まないんじゃ無かったんですか? 女は驚きながらも辛うじてそう言葉を発した。 どうやら辺りに漂う匂いからそれだと気づいた様だ。 |
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| ええ、飲みませんよ?以前も言いましたが、 それで悲惨な目に合う人を間近で見ておりましたからね。 太っ腹な方から一本頂いたものですから、香りを楽しもうかと思いまして。 うちの部隊に酒呑みが居れば良かったのですが。 男はそう言いながらボトルの蓋を閉めた。 容器の3分の1程入れられたそれは尚も独特の香りを放っている。 |
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| ……それ、ここに置くんですか? 女は眉を顰めそう聞いた。 どうにもこの香りが好きでは無いようだ。 |
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| おや、お嫌いですか。では自室の方に致しましょうかね。 そこまで好き嫌いが別れるものでは無いと思っていましたが あなたにその様な反応をされるなら、 他の二人が嫌でないかも聞かねばなりませんね。 |
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| そんなチマチマ使うんだったら 誰かにあげた方が早くないですか? 匂いに慣れたのか、女はいつもの調子を戻しそう言った。 |
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いただきものを人に渡すというのは失礼ですからね。 振舞うにも私が飲まないのであれば話にもなりませんし。 ブランデーやウォッカの方が良いのですが、手を加えて化粧水や香水にする事もできますよ。後は塗り薬でも作りますかねえ。 とりあえず日持ちはしますから心配する程でも無いと思いますよ。 本格的に料理ができる人が居ればもう少し減りそうではありますけれどね。 |
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| そういう所は無駄に気遣いますよねアナタ。 商人なんですし素知らぬ顔して売っても大丈夫なんじゃないですか? |
|
| いつ何処で誰が見ているやも分かりませんからね。 売った事で買い手に不幸があるのも御免ですし、 こちらで消費するのが一番ですよ。 では、私は自室の方に戻りますので。 男はそう言い返事も聞かずに天幕から出て行った。 |
|
| ……。 女は去る男を沈黙して見届けると 自分の用事を思い出し行動し始めるのであった。 |
切替1 カパッサ
| 日は変わり、目つきの鋭い男が天幕の前で不機嫌そうに佇んでいる。 傍らには弓を携えており、どうやら見張りをしている様である。 |
閉め会話1:天幕前 カパッサ クラリエント
| ……クラリエントの事か? 男は帰り行く来客を目で追う事もそこそこに 顔を顰めながらそう独りごちた。 |
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| 程なくして天幕から出てきた男が辺りを見回すと やや落胆した様子で元居た男に話しかけた。 ああ、遅かったですか。 すみません。手が離せなかったもので。 |
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| 誰だか知らないが、名前も言わずに帰ったぞ。 男は相変わらず鋭い目つきで金髪の男を見ると 悪びれも無さそうに淡々とそう告げた。 |
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| 荒げられた声が聞こえたので何となく想像は付きますが。 あなた、ろくな会話をしなかったのでは無いですか? |
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| 声が聞こえたんならお前も声を出せば良かったんじゃないのか。 文句があるなら俺を見張りから外せばいいだろう。 |
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| ……成る程、敵襲と来客とどちらを危惧するかという事ですか。 そうですね。この様な事が繰り返されてもいけませんし、検討致しましょう。 長時間ご苦労様です。どうぞ中へ。 |
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| ああ。そうさせてもらう。 弓を携えた男はそう言うと 相手の目も見ずに一つの天幕へと入って行った。 |
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| 残された方の男は一人溜息をつくと 天幕から顔を背け呆れる様にこう言うのであった。 あれでマシになった方だというのですから、末恐ろしいものです。 もう少し、考えねばなりませんか……。 |
切替2 チシミア
| 日は変わり、天幕の外にバンダナをつけた女が地面に座り込んでいる。 レイピアの手入れをしている様だが既に十分済んでおり、 傍から見ても明らかに退屈そうである。 |
反映会話7:イベント参加/採集 シリール チシミア
| 日は変わり、一つの天幕の中に本を読む女の姿がある。 側には白いカップが一つあり、もう少しで底が見えそうになっている。 |
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| そこへバンダナをつけた女がやってくると 元いた女を見て意外そうに声をかけた。 珍しいですね。こっちに居るなんて。 |
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| 声をかけられた女は顔を上げ相手を確認するとすぐに視線を本へと戻し 表情を変えることもなく口を開いた。 見張りをしている内にテリトリーを奪われたわ。 まだ寝てるんじゃないかしら。 |
|
| ああ。お疲れ様です。 説明を受け、女は納得したように声を上げると 取って付けたように労いの言葉をかけた。 かなり断片的な話であったが、事情は飲み込めたらしい。 |
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| そっちは何か収穫でもあったのかしら。 | |
| え?収穫、ですか? | |
| 久々に意気込んでいた様に見えたけれど、 気のせいだったかしら。 |
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| ……私、そんなに意気込んでました? | |
| ローブの女は問いを受けると再び顔を上げ相手を見た。 逆だわ。無自覚だったのね。 あなた、こっちに来てから随分としぼんでいたわよ。 私が言えた事では無いけれど。 |
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| そ、そう……ですか。 女は尚も驚いたままかろうじてそれだけ返した。 その対象がその事実に対してなのか 相手がそう言ったことに対してなのかは分からないが よほど想定していなかった返答だった様である。 |
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| 何かを見つけられたなら良かったわね。 視線を落としさして興味もなさげに女はそう言うと どうやらそれ以上告げることは無いらしく、 本を読むことに集中をはじめた。 |
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| |
バンダナの女は相手を眺めながらその場で呆けていたが、 しばらくすると何事も無かった様に自分の行動をしはじめるのであった。 |
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