奇飛の追憶の過去自部隊会話ログとか過去の話とかぼちぼちと。
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17期:反映・切替・閉め会話
反映会話1:手土産/パン サマロ チシミア
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周りに流されていたばかりだったサマロが自立していっている。
反映会話3:手土産/ワラスボ サマロ ラック
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前期ラストのクラリエントとのやりとりに少し関わる話。
死んだ生き物を直視できなかったサマロがそれを克服している。
切替1 サマロ
閉め会話1:天幕内/もてなし後 サマロ シリール
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こちらに来てから単独で言葉を交わす知り合いも増えてきた。
カパッサに対しての隠し事も、増えてゆく。
切替2 クラリエント
| 一つの天幕にやや小ぶりな紙袋を持って佇む少女の姿がある。 紙袋から放たれているのか周囲には香ばしい匂いが漂っており、 少女はその袋に描かれている店名と思わしきロゴをぼんやりと見つめている。 |
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| そこにバンダナをつけた女が現れると 少女と紙袋を見て口を開いた。 ああ、やっぱりそれ手土産だったんですか。 何が入ってるんです? |
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| 橙の髪をした少女は声の主にゆっくりと視線を向けると 相手の質問を聞いた後返答もせずにゆっくりと紙袋を開けた。 クロワッサン……。 中には複数の三日月型のパンが見える。 |
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| バンダナの女は横から中身を覗くと嬉しそうな顔をした。 へえ、いつもながら美味しそうですね。 今食べるなら紅茶淹れましょうか? |
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| あ、えっと……。大丈夫、です。 提案を受け少女は暫しの間考え込むと、 緊張した面持ちでそう返答をした。 |
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| じゃあ、後でみなさんが帰ってきたら分けて食べましょうか。 あ。もしかして紅茶が無くても良いって意味でした? |
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| あ、その。えっと……。 少女は視線を下にしながら言葉を詰まらせると 掌を握り締め、再び真剣な面持ちで相手と目を合わせた。 自分で、淹れ、ます。 |
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| その言葉を聞いた女は余程意外であったのか目を見開き固まったが すぐに柔らかな笑みを浮べた。 分かりました。じゃあ、上手く淹れられるように教えますね。 私もあんまり上手な方では無いですけど。 |
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| お願い、します。 おずおずとそう返した少女の顔には既に不安の色は消えており その声色からは少しの期待と相手に対する羨望が感じ取れる様であった。 |
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| そうしてレクチャーを受けながら少女は何とか紅茶を淹れると 冷めてしまったパンをバンダナの女と共に堪能したのであった。 |
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周りに流されていたばかりだったサマロが自立していっている。
反映会話3:手土産/ワラスボ サマロ ラック
| 日は変わり、天幕の中に座り込む少女の姿がある。 傍らには長い魚が1匹調理もされずに乗せられた皿があり、 少女はただひたすらに動かぬその魚をじっと見つめている。 |
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| そこへ一人の茶髪の男が現れると少女に対して声をかけた。 ああ、サマロが居たのか。 |
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| あ……。 えっと。おかえり、なさい。ラック。 少女は名を呼ばれ顔を向けた後、 対面するように座り直し相手を出迎えた。 |
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| 外に誰も居なかったが、見張っていた方がいいか? 男は出迎えに対しての返答はせずにそう聞いた。 淡々と発せられたそれは単なる確認の為であり 特に咎めるといった事では無いようである。 |
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| 少女は男の言葉を聞き何かを思い出したのかおろおろし始めた。 あっ。えっと、その。 い、行き、ます。ごめん、なさい。 どうやら見張りは彼女の任であったらしい。 |
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| 慌てる相手に対して男は特に顔色を変える事もなく口を開いた。 俺は別に構わないが。 その魚を見ていたのか? |
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| あ、えっと……。 少女は立ち上がろうとしたが問いを受け魚に視線を向けた。 ギルドの、人から。もらいました。 その。揚げると、いい。らしいです。 |
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| そうなのか。 求めていた返答では無かったのか、元々さして興味が無かったのか 男は無表情でそう相槌をした。 |
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| そう、です。 少女は眉一つ動かさない男に特に反応もせず 頷きながらそう言葉を返した。 |
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| そのまま会話は終わるかに思えたが、 男は何かを思い出したように声を出した。 ……ん?おまえ、前は死んだ魚を嫌がってなかったか? そのままで見ても平気になったのか。 |
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| あ、えっと。もう。へいき、です。 つよく、なります。 少女は途切れ途切れではあるが落ち着いた様子ではっきりとそう告げた。 |
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| そうか。俺にはよく分からないが、 お前がそう言えるのなら良い事なんだろう。 |
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| はい。良かった、です。 頑張り、ます。 |
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| ああ、良かったな。 | |
| はい……。 少女は男の言葉に呆けている様にも見える表情でこくこくと頷くと 突如ハッとした顔に変わった。 えっと、見張り、してきます。 |
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| ん?ああ、分かった。 何かあったら呼んでくれ。 |
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| ありがとう、ございます。 少女は今度こそ立ち上がってそう言うと 男の横を通り抜けて天幕の外へ出て行った。 |
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| そうして残された男は去りゆく彼女を見届けると何をする訳でもなく、 皿に乗った魚をただ眺めるのであった。 |
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前期ラストのクラリエントとのやりとりに少し関わる話。
死んだ生き物を直視できなかったサマロがそれを克服している。
切替1 サマロ
| 天幕の外で、一人の少女が佇んでいる。 何処か遠くを眺めるだけで特に何もせず、見張りをしている様である。 |
閉め会話1:天幕内/もてなし後 サマロ シリール
| 少女は手を振りかえすと相手の言葉に頷きで返答し 去っていく姿をゆっくりと眺めた。 |
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| そこに少ししてローブを着た女がゆっくりと顔を覗かせると 少女を見て口を開いた。 また中に居たのね。 |
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| 少女は女の言葉にハッとすると自分の役目を思い出したのか その場で目を泳がせた。 あっ。ご、ごめんな、さい。 |
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| 別に良いけれど。誰か来ていたの? | |
| えっと、はい。来て、ました。 | |
| ……髪が乱れているわ。 誰だかは聞かないけれど、カパッサが来る前に整えておくのね。 ローブの女は少女を眺めて眉をしかめるとそのままの位置でそう告げ、 返事を聞くこともなく立ち去って行った。 |
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| あっ……。 少女は指摘にたじろぐと女を止める事もなく慌てて髪を直し、 他にも変な部分が無いかと全身を見回し始めた。 |
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| その後万全の準備を整えたものの 隠し事の出来ない彼女は来客の事を話す事になったのだが それはまた、別の話である。 |
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こちらに来てから単独で言葉を交わす知り合いも増えてきた。
カパッサに対しての隠し事も、増えてゆく。
切替2 クラリエント
| 日は変わって、天幕の外には椅子に腰掛け本を読む男が一人いた。 夜が明けたばかりで辺りはやや薄暗く静まり返っており、 本を読む男の表情も真剣さは無いものの落ち着いている様である。 |
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