奇飛の追憶の過去自部隊会話ログとか過去の話とかぼちぼちと。
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17期重要会話:カパッサとサマロ 交わらない想い
反映会話4:手土産/カップケーキ カパッサ サマロ
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二人はそう短くない付き合いであるが、
サマロはずっとカパッサの指示に従っていた為意見が食い違うのはこれが初めて。
カパッサ自身が彼女の補佐に回れないことから見ても
相当に余裕が無い事が伺える。
互いに依存から自立しなければならないタイミングがやって来た。
| 日は変わって、天幕の中に一人の男の姿がある。 所持金を確認している最中なのか、 床に広げられた紙幣と硬貨を眺め思案している様である。 |
|
| そこに橙色の髪をした少女が物音も立てずに天幕の隙間から顔を覗かせた。 中を見ても動かぬ様子を見るに男に用があるようだが、 邪魔しては悪いとでも思っているのか声を掛けることもせずじっと様子を伺っている。 |
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| 男は視線を感じたのか入り口に顔を向けると、 目の合う相手に表情を変えることもなく真顔のまま声を掛けた。 どうした、サマロ。 |
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| えっと……。 カップケーキ、貰いました。 声を掛けられた少女はおずおずと中に入ってくるとやや緊張しながらそう言った。 胸の高さにあげられたその手にはそれらしき包みが見える。 |
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| 誰から貰ったんだ。 男は告げられた言葉に興味が無いのか通貨へと視線を戻すと 硬貨を袋に入れながらぶっきらぼうにそう聞いた。 |
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| 素っ気ない態度をする相手に少女は悲しそうな表情を浮かべ俯くと 不安そうに視線をさ迷わせた。 ……怒って、る? |
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| 何がだ。 男は噛み合わない返答を予想していたのか手を止めることなく硬貨と紙幣をしまうと 尚も視線を外したままそう聞き返した。 |
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| リーダーに、なったの。 まだ……。怒って、ますか。 |
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| そう思うんなら、今からでもやめろ。 男はやや語気を強めながらも目は合わせずにそう言い放った。 |
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| 少女は放たれた言葉に弁明も反論もせず ただ辛そうな表情を浮かべて口を噤んだ。 |
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| 一向に返ってこない返事に対して男は催促する事も怒る事もせず、 苦々しい顔で口を開いた。 やるんなら、俺に構うな。話しかけて来るな。 それが出来ないなら今すぐにやめろ。選べ。 |
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| ……でも。私、は。カパッサの、ことが。 | |
| それがお前の答えだな。 返答を聞いた男はより一層苦しみの色を浮かべながら 地面を睨み付け絞り出す様な声でそう返した。 |
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| っ……。違う、いや! できない! |
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| 少しここを離れる。 あいつ等に言っておいてくれ。 男は立ち上がると武器を装備し少女には目もくれず外へ出て行った。 |
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| その行動をただ見つめていた少女は慌てて声をあげた。 待って!いや!カパッサ! |
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| 少女が後を追って外に出てみるも 何処に消えたのか男の姿を確認する事はできなかった。 |
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| 相当ショックであったのかそのままへたり込んだ少女は 涙を零しながら言葉を漏らした。 どうして……?カパッサ……。 |
|
| その言葉が相手に届くことは無く ただただ少女の涙が流れていくのであった。 |
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二人はそう短くない付き合いであるが、
サマロはずっとカパッサの指示に従っていた為意見が食い違うのはこれが初めて。
カパッサ自身が彼女の補佐に回れないことから見ても
相当に余裕が無い事が伺える。
互いに依存から自立しなければならないタイミングがやって来た。
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