奇飛の追憶の過去自部隊会話ログとか過去の話とかぼちぼちと。
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16期重要会話:カパッサとクラリエント 予期された対立
反映会話5:他部隊交流/訪問 クラリエント カパッサ
| 日は変わり、小さな天幕の中で男が一人荷物を整理している。 静まり返ってはいるものの、天幕の外には人の気配がある様だ。 |
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| そこに目つきの鋭い男がやってくると 荷物整理をしている男にやや荒げた声で話しかけた。 おい、お前何か言っただろう。 |
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| おや、カパッサさんでは無いですか。 どちらへ行かれていたのです?随分と遅かったようですが。 金髪の男は声の主に顔を向けるもすぐに視線を戻し 荒げられた声を気にもせずにそう質問し返した。 |
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| サマロに一人で別の部隊に行く様に命令しただろう。 何を吹き込んでああした?答えろ。 鋭い目つきの男は尚も敵意を向け苛立った様子でそう言い放った。 険しいその表情は、どことなく殺気を帯びているようにすら見える。 |
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| 荷物を整理していた男は観念したのか溜息をつくと動かしていた手を止め 殺気立つ男に向き直りやや面倒そうに口を開いた。 ……彼女がやれる事は無いかと申し出て来たので提案したまでですよ。 それを請けて実行したのは彼女です。 私がとやかく言われる筋合いは無いと思いますが。 |
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| 内気で迷子癖のある年端もいかない女を 一人で得体の知れない部隊に送り込むのはどう考えても異常だろう。 何かあったらお前はどう責任を取るつもりだったんだ。 |
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| 責任を取るも何も私は彼女の保護者ではありませんからね。 貴方が保護者だと言うのであれば、甘やかしすぎだと思いますが。 そもそも彼女は年の上では幼いとまで言えないでしょうし 異常なのは貴方の方ではないのですか? |
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| とにかく一人で行かせるのは止めさせろ。 迷子になってからじゃ手遅れだ。 茶髪の男は相手の言葉を受けより一層表情を険しくしてそう言った。 言い返す言葉が見つからないのか、無駄だと思っているのか 投げかけられた問いに対して答えるつもりは無いようである。 |
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| ……アナタは彼女に何を求めているのです? 己の自分勝手な欲望では無いのですか? 男は先ほどまでの挑発的な態度をやめると 冷めた目つきをしながら相手と視線を合わせそう聞いた。 |
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| それこそ利用しているのはお前の方だろう。 指図される謂れは無いな。 |
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| ……ええ。 でしたらそのお言葉、そのまま貴方にお返しいたしますよ。 何かあるのでしたら直接彼女に言う事ですね。 |
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| ……チッ。 男は不快そうに舌打ちをすると 半ば逃げるように天幕を出て行った。 |
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| そして残された男はしばししてから 嘆かわしげにこう独りごちるのである。 どちらが正しい道か、 近いうちにハッキリと見せる必要がありますか……。 |
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